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看護師の日常・雑記

【10年目看護師】救急外来で働きたい人は必見!救急看護師のメリット、デメリット

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私は現在看護師歴10年目を迎え、そのうちの救急歴は5年目迎えました。

救急では一般病棟で経験することができないことがたくさんあり、看護師として経験を積むにはとても良い環境です。

私は現在看護師歴10年目を迎え、そのうちの救急歴は5年目迎えました。

救急では一般病棟で経験することができないことがたくさんあり、看護師として経験を積むにはとても良い環境です。

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救急で働くメリット

メリット
  1. 幅広い疾患に関わることができる
  2. 蘇生処置や急変対応に強くなる
  3. 情報収集能力が身につく
  4. コミュニケーション能力が身につく

幅広い疾患に関わることができる

一般病棟では基本的には同じ科の患者さんを受け持つことがほとんどですが、救急には様々な疾患の患者さんが日々搬送されてきます。

腹痛、胸痛、呼吸困難、体動困難など、訴が違えば疾患も様々であり、疾患の数だけ多くの経験を積むことができます。

病院によりますが、緊急カテーテル検査や緊急内視鏡検査など、一般病棟であれば入ることがない検査の介助も任されることがあり、より患者さんの治療に携われているという実感があります。

蘇生処置や急変処置の対応に強くなる

私の一般病棟勤務時代は、『今日は患者さん急変しませんように、、』と願うばかりで、そこまで蘇生処置や急変対応は得意ではありませんでした。

ですが、救急に配属になってからは、蘇生処置や急変に関わる数が多く自然とその対応にも慣れていきました。

もちろんはじめのうちは、おどおどしながら処置を行っていましたが、

経験を積み慣れてくると『次は挿管するかな?』、『緊急カテーテルの準備した方がいいかな?』など、次の処置を予測できるようになり、自分に余裕をもって行動することができるようになりました。

情報収集能力が身につく

一般病棟では受け持ち患者さんの情報を収集する時には基本的にはカルテを確認しますが、救急はカルテの記載がない患者さんがほとんどで患者さんの情報は自分で取らなければいけません。

関わる時間も短く、短時間で患者さんの既往歴や家族状況、生活背景などを把握する必要があります。

また問診票のような決められた形式のものはないため、患者さんの症状から、自分でどのような情報が必要かをアセスメントしながら収集していくことで、必要な情報をすぐに集める力も身についていきました。

コミュニケーション能力が身につく

救急では看護師間のコミュニケーションを密にとる必要があります。

緊急時などは特に医師の指示が口頭指示になりやすく、薬剤の重複投与の危険性が高いです。そのようなインシデントを避けるためにも、自分が今何をしているのかを伝えていく必要があります。

私はもともとは声も小さく、自分の考えをあまり発信しないタイプの人間なのですが、緊急時や急変時には自然と周囲のスタッフとコミュニケーションをとることができるようになります

また、緊急検査であれば医師だけでなく、臨床放射線技師とともに検査介助を行うこともあり、看護師間だけではなく多くの医療従事者とコミュニケーションをとることができるのも救急う看護師ならではかもしれません。

救急で働くデメリット

デメリット
  1. 一つの疾患を深堀することが少ない
  2. 身体的・精神的負担が大きい
  3. 大人数の患者さんをみることへの不安がある

1つの疾患を深堀することが少ない

救急では急性期の治療が落ち着くと、各科の一般病棟へ転棟することがほとんどであり、入院患者さんの退院まで見届けることがほとんどありません。

そのため慢性期の状態や退院後の生活などに焦点を当てることが少なくなります。

もちろん自己学習で行うことも可能ですが、実際に患者さんを見ながら知識を深めることができないため、モチベーションを維持することが難しいです。

身体的・精神的疲労が大きい

救急車の搬送が続けば休憩時間が取れないことは多々あります。

夜勤で一晩中休憩を一切取れずに走り回っていた経験も何度もあります。

今後この生活をずっと続けていくのかなと思うと少し不安もあります。

緊急性の高い患者さんが頻繁に来ることで緊張感、ストレスが加わりやすいです。

また、患者さんの死に関わる機会も多く精神的疲労もたまりやすいです。

大人数の患者さんを見ることへの不安

病院の規模によりますが、救急病棟は一般病棟と比べて病棟のベッド数が少なく、一度に受け持つ患者さんの人数が少ないです。

もちろん重症度が高いから仕方ないと思う方もいるかもしれません。

一般病棟で働いていたころは、日勤で7人前後、夜勤で15~20人程度の患者さんを見ることもありました。

今、夜勤で20人の患者さんを見てといわれたら、安全に患者さんを正直見れるか不安です。

最後に

救急外来には憧れの目を向けている方も多いかと思います。

看護師としてのスキルアップを目指す方は救急で働くことをお勧めします。

しかし、デメリットに感じる面があることは確かなのでそれらをある程度理解しておくことで少しでも現実とのギャップが少なくなり、より救急への魅力を感じていただければと思います。

また今後救急で働きたいと考えている方で、事前に知識を深めておきたいという方には、急性期ケア専門士という資格をお勧めします。

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この資格は2023年から新しく開始となる資格で、急変対応や蘇生処置などを中心にスキルアップすることができるカリキュラムとなっており救急看護師であれば必ず役に立つ資格だと思います。

気になる方はぜひ調べてみてくださいね。