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心電図検定

看護師経験3年で心電図検定2級に合格した勉強方法

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私は看護師経験3年で2017年に開催された第3回心電図検定2級に合格しました。

その時にどのようにして心電図の勉強をしていったのか記事にまとめていますので、これから心電図検定の受験を検討されている方の参考になれば幸いです。

【これから受験する人必見!】心電図検定を実際に取得してわかったメリット・デメリット心電図検定は私が受験した時と比較してだいぶ認知されるようになっており、今後受験を考えている方も多いかと思います。 心電図検定とはなんぞや?というところから、実際に資格を取得するとどんなメリット・デメリットがあるのかを記事にまとめましたので参考になれば幸いです。...

心電図検定2級の難易度は?

公式サイトでは、心電図検定2級の難易度は「心電図の中等度~高度な判読力を有するもの」とされています。

また出題される内容については、「12誘導心電図を題材として、基本的な心電図所見、不整脈、虚血性変化を問う問題だけでなく、疾患による心電図所見の判読や、ペースメーカの心電図の判読に関する問題なども出題されます。」とされています。

12誘導心電図の判読が主となるので、普段読んでいるモニター心電図の知識だけで挑むと合格はかなり厳しいです。

看護師経験3年では試験はかなり難しく感じました・・・。問題を全て解き終わった段階で残り時間5分を切っており見直す時間もありませんでした。

心電図検定2級に合格した勉強方法

①心電図の基礎的な部分を理解する

まずは心電図理解に必要な基礎的な部分を参考書を使いながら徹底的に勉強していきました。

・心臓の解剖
・刺激伝導系
・心電図記録方法
・誘導
・電気軸
・移行帯
・正常波形(各波の正常値)

これらの基礎知識を理解することで、参考書や問題集をスムーズに読み進めることができるようになります。また、解剖や刺激伝導系、誘導の理解は虚血部位の同定などにも生かされるので他の人に教えることができるくらいまで勉強しましょう。

②12誘導心電図を読む手順を理解する

12誘導心電図はただ眺めていても判読は難しいです。手順に沿って読むことで様々な所見が得られます。

私なりの12誘導を読む手順です。

  1. 心拍数を計算(頻脈・徐脈の判別)
  2. 電気軸の確認
  3. 移行帯の確認
  4. 各波の異常を見抜く
  5. アセスメント

問題集を解く時は、一度問題文を読んでからこの手順で12誘導心電図を読んでいくことで異常所見を見抜くことができます。

問題集を解いていくうちに自分なりの12誘導を読む手順が確立していくかと思います。

③心電図の様々な所見を覚える

12誘導心電図からは様々な所見が得られますが、知識がなければ見逃してしまいます。

脚ブロック、異常Q波、左室高電位、低電位、P terminal force、GNT、ST上昇・低下などの所見を見逃さないように参考書や問題集から知識を蓄えます。

ここまでくると時間をかければ12誘導心電図の判読ができるレベルまでには到達できるはずです。

④問題集をくり返し解く

最初は消去法で回答することが多いかと思いますが、12誘導心電図を判読して回答を選択することができるくらいまで問題集を解いて、解説を読みこみます。

公式問題集が出ていますが、解説を読んでも理解しきれないことがあるので参考書で調べながら問題集を進めることをおすすめします。

実際に使用した参考書、問題集はこちらの記事にまとめています。

【2・3級向け】心電図検定おすすめ参考書・問題集心電図検定2・3級を合格するためにおすすめの参考書と問題集をご紹介します。私が実際に心電図検定2級に合格した時に使用していた参考書です。これから受験される方の参考になれば幸いです。...

心電図検定はかなり時間がギリギリなので、問題に慣れ素早く判読するスキルが求められてきますので、問題集を繰り返し解くのは必須です。

最後に

基礎的な知識を蓄えて、12誘導心電図を読む手順を確立して、様々な所見を覚えて、ひたすら問題集を解いていくことで心電図検定合格が近づいていきます。

心電図検定の勉強方法について参考になれば嬉しいです。