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心電図検定

【これから受験する人必見!】心電図検定を実際に取得してわかったメリット・デメリット

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私は2017年(第3回)に心電図検定2級を取得しました。(ずいぶん時間が経ったな~!)

心電図検定は私が受験した時と比較してだいぶ認知されるようになっており、今後受験を考えている方も多いかと思います。

心電図検定とはなんぞや?というところから、実際に資格を取得するとどんなメリットデメリットがあるのかを記事にまとめましたので参考になれば幸いです。

心電図検定とは?

その名の通り心電図を正確に判読する力を測定する検定です。

心電図に興味があれば誰でも受験が可能で、自身のレベルに合わせて受験する難易度を選択することができます。

心電図をひたすら判読するマニアックな検定です。

【心電図検定の難易度】

マイスター心電図の極めて高度で専門的な判読能力を有するもの
⇒1級合格者のうち高得点者から認定される
1級心電図の高度な判読力を有するもの
循環器専門医、心電図に深く精通したメディカルプロフェッショナル
2級心電図の中等度~高度な判読力を有するもの
一般循環器医、循環器勤務ベテランメディカルプロフェッショナル
3級心電図の基礎~中等度の判読力を有するもの
一般臨床医、循環器勤務メディカルプロフェッショナル
4級心電図の基礎的な判読力を有するもの
循環器勤務数年のメディカルプロフェッショナル、心電図に興味のある医学など

2023年の心電図検定試験要項

受験申込み

受験資格はなく、でも受験することが可能です。

受験申込みの受付は9月~開始予定となっています。

詳細は6月中に公式サイトで案内がでるようなのでそれまでは心電図を勉強して待ちましょう。

2023年試験日程

1・4級 2023年12月9日(土)

2・3級 2023年12月10日(日)

2023年試験会場

東京、仙台、大宮、名古屋、京都、福岡、神戸(2,3級のみ)

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受験料

1級10,000円
2級8,000円
3・4級6,000円

※詳細や最新の情報に関しては公式HPにてご確認ください。

一般社団法人 日本不整脈心電学会

心電図検定を取得してわかったメリット・デメリット

メリット

心電図をより深いところまで理解できる

心電図検定の勉強をするとモニター心電図だけでなく、12誘導心電図の判読もできるようになります。

更に心負荷がかかっている所見心筋梗塞の閉塞枝の推測電解質異常まで見抜くことができるようになります。それによって医師への報告もより詳細な情報を伝えることができ、患者さんの治療にもつながります。

看護記録を書く時も「この心電図なんだろう?なんて記録に書こう?」となることがなくなります。

周囲からの信頼が厚くなる

心電図検定を持っているということが知れ渡ると、【心電図が得意な看護師】というイメージを広く持ってもらうことができました。

そうなると院内で心電図の勉強会をしてほしいという依頼が来たり、他の部署から「この心電図ってなんですか?」とわざわざ私の部署まで来て聞かれるようにもなります。

看護師に頼られるというのは嬉しいものです!

バッヂがカッコいい

心電図検定に合格すると合格証書だけでなくバッヂももえらます。合格証書は家で保管するしかありませんが、バッヂは身に着けることができます。

「そのバッヂなに?」と聞かれたら

「あ、これ?心電図検定の合格バッヂ(ドヤ」ができます。

デメリット

難易度の選択が難しい

誰でも受験可能でいきなり1級の受験も可能です。

その反面自分にあった難易度を選択するのが難しいかなと思います。

看護師4年目で2級を受験しましたが、なんとか最後まで問題を解くことはできましたが振り返る時間はほぼないくらいぎりぎりでした。

年に一回しか試験はないので「何級から受けよう?」と悩まれるかと思いますが、公式の問題集もあるので実際に問題を解いてみてから受ける級を決めるのが良いかと思います。

【2・3級向け】心電図検定おすすめ参考書・問題集心電図検定2・3級を合格するためにおすすめの参考書と問題集をご紹介します。私が実際に心電図検定2級に合格した時に使用していた参考書です。これから受験される方の参考になれば幸いです。...

お金がかかる

受験料は6,000~10,000円ですが、勉強するためのテキストや問題集が必要になります。

あとは試験会場が限られているので、試験会場が遠方の場合は移動費宿泊費もかかります。私が受験した時より試験会場は増えていますが、飛行機で行かねばならない方も多いでしょう。

あくまで検定なので病院が支援してくれることも少ないと思います。

試験時間は短いので、せっかくなら終わったらついでに観光するのも良いかと思います!

最後に

心電図検定に向けて一度がっつり勉強して心電図に強くなっておくと、看護師として働いていくうえで大きな武器を手にすることになります。

デメリットを上げましたが働いているとメリットを感じることの方が圧倒的に多く、私は心電図検定を取得してよかったなと6年経った今でも思います。

そろそろ1級にも挑戦せねばと思っています…

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